きぬ一時帰国のフライト疲れを感じるお年頃。プレミアムエコノミーで快適に過ごすことで、着陸後の予定もスムーズになりました。
一時帰国の長距離フライトでは、座席選びに毎回悩みます。
体力的な消耗はできるだけ抑えたいものの、ビジネスクラスは高価過ぎるーーそんな時に候補に上がるのがプレミアムエコノミーです。
今回は、エールフランスの羽田―パリ路線で、往復ともにプレミアムエコノミーを利用しました。
- 往路:有料アップグレード
- 復路:マイルでアップグレード
実際に乗ってみて感じたことを、良かった点も気になった点も含めて、正直にまとめます。
なぜプレミアムエコノミーを選んだか
いちばんの理由は、一時帰国の長距離フライトで体力の消耗をできるだけ減らしたかったからです。
エコノミーは年々辛く感じるようになりましたが、かといってビジネスクラスは高価です。
その中間に位置するプレミアムエコノミーは、「少し楽をするための、現実的な落としどころ」として、ちょうどよい選択肢だと感じていました。
アップグレード価格と判断基準
往路:有料アップグレード


往路は有料アップグレードを選択しました。
提示された価格を見て、「この金額なら体力を買うと思えば納得できる」と判断しました。
フルフラットでなくてもよい、到着後に普通に動ける体力が残るなら十分、という基準で決めています。



前回の一時帰国は、JALのエコノミーでした。機内で寝違えてしまったようで、日本滞在中に肩と背中が痛くて仕方がありませんでした。友人にマッサージを紹介してもらったほどです。そのため、今回は折り合える金額だったのでアップグレードしました。
復路:マイルでアップグレード
復路はマイルを使って、オンライン・チェックイン後にアップグレードしました。



出発当日の羽田空港でsky Priorityの列に並んでいたところ、地上職員からアップグレードの打診がありました。「最安値です」と案内されましたが、実際にはオンラインの方が少し安かったです。ちなみにマイル数は同じでした。空港カウンターとオンラインでは、必ずしも条件が一致するわけではないと感じた場面です。
カードで貯めたマイル
今回アップグレードに使ったフライングブルー・マイルは、日常の支払いでコツコツ貯めたものです。
特別な裏技ではなく、クレジットカードとデビットカードを活用しています。
フランス在住でマイルを貯めるなら、この2枚は検討候補になるでしょう。
エールフランスKLMアメリカンエクスプレス
エールフランスが提携するアメックスのクレジットカード。ゴールドカードの場合、通常の買い物で10€=10マイル、エールフランスの航空券10€=15マイル貯まる
Revolut(有料プラン)
Revolutのデビットカード(VISA)。有料のプレミアムプランの場合、支払の度にRevolutポイントが付与される(有料・プレミアムプランの場合、4€=1ポイント)。1ポイント=1マイルとして交換可能。



フライトの混雑状況にもよりますが、アメックス入会ボーナスだけで、プレミアムエコノミー相当のアップグレード分を賄えることもあります。
実際の座席と機内の様子
座席配列と席の印象


プレミアムエコノミーの座席配列は 2-4-2。
私は2席配列のうち、窓側の席に座りました。
第一印象は「ゆったり」とした座り心地。
座った瞬間に、エコノミーとの差をはっきり感じました。



座った状態の太ももの両脇にこぶしが入るくらいのゆとりがありました。
隣客とぶつからない肘置き
隣席の乗客と肘がぶつからない肘置きがあります。
地味ですが、快適さにつながるポイントのひとつに感じました。
足まわりとフットレスト


前の座席の下部にある「足置き」と自分の座席下からボタンで展開できる「ふくらはぎを置ける台」があり、これが長時間フライトでは確実に効きます。
完全に身体を横にできる訳ではありませんが、この足回りの台があるおかげでかなり楽に過ごせました。



私は脚がむくみやすいので、長距離フライトの時は着圧ソックスを必ず着用するほどですが、フットレストがあるおかげで疲労・浮腫はだいぶ軽減されることを実感しました。
テーブルと座席周り
テーブルは肘置きの中に収納されているタイプです。
安定感はありますが、出し入れはやや手間がかかります。
座席前にミネラルウォーターのボトルが用意されていました。



復路は隣席が空いていたこともあり、CAさんから「2本飲んでもらってもいいですよ」と声をかけて頂きました。
食事・睡眠・体力面のリアル
食事の感想




食事は2回ありました。
- 搭乗後(しっかりとした食事)
- 到着1時間半前くらい(朝食のような内容)



搭乗後の食事には、シェフの顔写真入りの「一つ星シェフ監修」のカードが入っていました。正直なところ、美食の国フランスのフラッグシップとしては、もう少し頑張ってほしいと感じました。しかし、復路は日本で積まれた食材だからかどうかはわかりませんが、往路よりも美味しく感じました。
多くの乗客が寝静まっている消灯された機内で起きている人に対して、定期的にスナックやミネラルウォーターをCAさんがすすめていました。
寝具と睡眠の質


寝具の質は、エコノミーに比べて明らかに良質でした。
クッションはエコノミーのものより明らかに大きく、厚みがあります。
枕というには平たいですが、クッションとしての支えは十分です。
ブランケットはキルティング素材で、ほどよい厚みがあり、冷えすぎず心地よく使えました。
この寝具のおかげで、到着時の体力はかなり保たれていたと思います。
アメニティ


アメニティのポーチがCAさんから配られました。
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- 耳栓
- アイマスク
- 靴下



アメニティポーチは感じの良いサービスではあるものの、その中身を私は使わずに過ごしました。
エコノミー/ビジネスクラスとの比較
エコノミー席を見て感じたこと
トイレはエコノミーと共用です。
エコノミー席は 3-4-3 配列で、前の座席が倒されると、ほとんどスペースがないように見えました。



トイレに行くために通路を歩いていた際に、膝を抱えるような姿勢で座っている若い女性を見かけましたが、座席を倒した前の席の背中に膝が触れそうでした。視覚的には昨年乗ったJALのエコノミーより狭いのでは、と感じたほどです。
ビジネスクラスとの違い
プレミアムエコノミーは、ビジネスクラスのようなフルフラットにできる座席ではありません。
ただ、足まわりと寝具の違いで、快適さは大きく向上します。
価格差を考えると、「ここで十分」と感じる人も多いのではないでしょうか。
機内エンターテインメントとWi-Fi
羽田―パリ路線とはいえ、日本語対応(音声・字幕)の映画は昔より少なめに感じました。
機内で見たい映画や動画は、事前に自分で用意しておいた方が安心です。
無料Wi-Fi接続できる旨案内されていましたが、実際は不安定で、数件のメッセージが確認する程度が限界でした。



私が搭乗した時は、機内の日本映画は4本でうち2本がアニメ作品でした(往路同じ内容)。機内の映画もいくつか見ましたが、起きている間のほとんどの時間は、出発前にダウンロードしておいたNetflix作品を視聴しました。
こんな人にはおすすめ/おすすめしない
おすすめな人
- 一時帰国で体力の消耗を抑えたい人
- エコノミーの窮屈さがつらくなってきた人
- ビジネスクラスまでは求めていない人
- マイルや納得できる価格でアップグレードできる場合
おすすめしない人
- 食事やWi-Fiに高い期待をする人
- とにかく安さ最優先の人
- フルフラットでないと眠れない人



プレミアムエコノミー、有料でもマイルでも「この条件ならまた選びたい」と思える内容でした。座席の余裕、足まわり、寝具による快適さは、長距離フライトでは大きな価値を感じられました。長距離フライトの負担を軽減してくれる「ちょっと贅沢」だと思います。
まとめ|一時帰国のフライト疲れを軽減するプレミアムエコノミー
- 座席配列は2-4-2、座席スペースに余裕がある
- 足置きとふくらはぎを支える台により、長時間フライトの疲労は確実に軽減される
- 食事は、いまひとつ
- クッションとキルティングのブランケットはエコノミーより明らかに快適
- トイレはエコノミーと共用
- フルフラットではないが、価格差を考えると納得できる快適性

