
抜毛が多い犬がいる我が家で大活躍、時間の節約・家事負担の減少に大いに貢献している、水拭きもできるロボット掃除機 dreame L40 Ultra。2025年上半期でいちばん良い買い物でした!
水拭きもできるロボット掃除機 dreame L40 Ultra を2025年に購入して毎日利用しています。
dreameのロボット掃除機は日本でも販売されていますが、L40 Ultra は日本では販売していないモデル。
ロボット掃除機の購入は初めてだったので、自分の暮らしにあったモデル選びには少し手こずりました。
ロボット掃除機に求めた条件と実際に購入した後の使用感を紹介します。
購入を検討中の方の参考にしてもらえたらうれしいです。
3つのおすすめポイント
毎回のゴミ捨て不要、注水・排水だけ
掃除後は自動でゴミを吸い上げてくれるため、毎回のゴミ捨てが不要。日常の作業は、2つあるタンクのうち1つに水を注ぐ、もう1つに溜まった汚水を捨てるだけで簡単です。
高精度のマッピング機能
部屋の形を正確に認識し、効率的なルートで動くため、掃除のムラがほとんどありません。dreame L40 Ultraは日本未発売モデルですが、専用アプリは日本語表示に対応しています。
「犬の抜毛」をしっかり吸い込む
抜毛多め犬種のいる我が家のロボット掃除機の購入動機は「犬の抜毛をなんとかしたい」でした。犬の毛をしっかり吸い取ってくれます。
dreame Ultra L40の商品概要
商品名 | dreame L40 Ultra |
---|---|
商品内容 | ロボット掃除機 |
メーカー | Dreame Technology (Suzhou) Co.,Ltd. (本社・中国江蘇省蘇州市) |
主な機能 | ・多機能に対応する伸縮式サイドブラシ搭載 ・取外し可能なサイドブラシでスムーズな動作 ・最大11,000PaのVormax™吸引力 ・65℃の高温洗浄でモップと洗浄プレートを清潔に |
購入場所 | dreame 公式サイト amazon.fr など |
dreame L40 Ultra の口コミ・評判
Amazon.frのdreame L40 Ultra のレビューの一部を紹介します。
日本市場での販売がないモデルため、フランス語のレビューを筆者が和訳しました。
dreameへの総合評価は4,3(5段階評価)で、高い評価を得ています(※dreameの他のモデルの評価も含む)。



ロボット掃除機は、完璧な掃除はしてくれません。でも、留守中に掃除を終わらせてくれて、我が家の清潔度を保つことには大きく貢献してくれています。
ロボット掃除機選び
ロボット掃除機は、メーカー、モデル、価格帯もさまざまで、どれを選べば良いか迷いました。
私のロボット掃除機選びのプロセスを紹介します。
これから購入を検討している方の参考にしてもらえたら嬉しいです。
ロボット掃除機に求めた条件
我が家の状況は次の通りです。
- 50㎡の広さのアパルトマン
- 床のほとんどは合板フローリングで、キッチン・トイレ・浴室はタイル、リビングの一部にラグがある。
- 抜毛の多い小型犬がいる
ロボット掃除機を選ぶ上で、私は次の3つの条件を重視しました。
- 犬の抜毛をしっかり吸う:愛犬の抜け毛が多いため、強力な吸引力
- 留守中に床掃除が完了する:家事負担の減少と時短のために、自動運転機能(吸引&水拭き)
- メンテナンスが簡単:日々の手間を省きたいので、ゴミ捨ての頻度が少なく、メンテナンスが簡単なモデル



購入を検討している方は、ロボット掃除機に期待することをハッキリさせておくと良いと思います。選ぶ基準がはっきりしていると、たくさんあるメーカーやモデルの中で迷子にならずに済むはずです。
廉価モデル VS 高額モデル
まず廉価モデルで十分なのか、それとも高額モデルを購入すべきなのかを検討しました。
価格が安いロボット掃除機にも魅力はありますが、犬の抜け毛の吸引力やゴミの収容量、水拭き対応といった条件をすべて満たすのは難しいと感じました。
特に吸引力やマッピングの精度は廉価モデルでは物足りない印象を持ったので、予算1000€前後目安に我が家に合うモデルを探すことにしました。



優れた廉価モデルも続々発売しているので、ロボット掃除機に任せる掃除範囲が狭い場合や、日々のゴミ捨てが苦ではない人にとっては、便利かもしれません。
水拭きあり vs なし
次に、水拭き機能のあるロボット掃除機にするかどうかを検討しました。
「ロボット掃除機に水拭きは不要」という意見もありますが、散歩後に脚を拭いているとはいえ犬が歩いた跡がつくこともあるので、水拭き機能はあった方が良いと判断しました。
吸引専用機と水拭き専用機の2台持ちも検討しましたが、本体が2つあると収納スペースを取るうえ、2台使いは電気代がかかるというデータを確認したので、吸引・水拭きが1台で完結するモデルを探しました。



友人がロボット掃除機「ルンバ」と水拭き専用機「ブラーバ」を所有する2台持ち派で「吸引と水拭きは別の方がいい」とアドバイスしてくれたのですが、私はスペースと電気代を考慮して兼用モデルを探すことにしました。
ドリーミー VS ルンバ
いよいよ本格的な機種選びの段階です。
ロボット掃除機といえば「Roomba(ルンバ)」というイメージがあるので、ルンバの機種から調べました。
最終的に購入したdreame L40 Ultra と 購入を迷ったRoomba Combo® j9+を比較します。
水拭き ロボット掃除機 | ![]() ![]() dreame L40 Ultra | ![]() ![]() Roomba Combo j9+ |
---|---|---|
吸引力 | 11000 pa | ? 同社iシリーズ比2倍 |
ゴミ捨て全自動 | ✔️ 最大75日分のゴミを収容 | ✔️ 最大1年分のゴミを収容 |
部屋の間取りを学習 | ✔️ | ✔️ |
場所ごとの 清掃モード選択 | ✔️ | ✔️ |
障害物を避ける機能 | ✔️ | ✔️ |
ロボット掃除機 サイズ | 350 x 350 x 104 mm | 340 x 340 x 87 mm |
ベースステーション サイズ | 340 x 457 x 591 mm | 417 x 415 x 401 mm |
amazon.fr 価格 | 899 € (新品) | 330 € (中古品) |
amazon.fr amazon.fr | amazon.fr |



ロボット掃除機といえば「ルンバ」。最初はルンバを購入するつもりでしたが、「水拭き機能」を比較した時に、dreame の方がしっかり拭いてくれそうな印象を持ちました。
dreame は「2つの円形のモップパッド」、Roomba は「平らなパッド」を使って水拭きをします。


(画像引用:dreame 公式サイト)


(画像引用:iRobot 公式サイト)
Roomba Combo j9+ には前後に動いて床をしっかりと拭き取る機能がありますが、動画などを見る限り、dreameのモップの方が拭き取りに力強さを感じました。



私が購入したタイミング(2025年2月)では、dreameの方が安かったので、コスパを考えた結果、Roomba よりもdreameに惹かれました。
ロボロック VS ドリーミー
ロボット掃除機では人気・評価ともに高い印象のRoborock(ロボロック)も、もちろん検討しました。
deame L40 Ultra と競合しそうなRoborockの2つのモデルを比較しました。
![]() ![]() dreame L40 Ultra | ![]() ![]() roborock Qrevo Slim | |
---|---|---|
吸引力 | 11000 pa | 11000 pa |
掃除機の高さ | 10,4 cm | 8,2 cm |
amazon.fr 価格 | 899€ | 799€ |
amazon.fr | amazon.fr |
「スリム」というだけあって、Roborockのロボットが薄いので、家具の下などに入りやすいメリットがあるようですが、我が家は家具の下を掃除する需要がないので関係ありませんでした。
機能を細かく比較しませんでしたが、両者の商品情報を公式サイトで見渡した限り、それほど大きな機能差はないように感じました。



Roborockの機能は求める条件に合っていたので迷いました。しかし我が家に置いた時のことを考えると、黒いデザインに圧迫感があるような気がしてdreameを選びました。
L40 Ultra VS X40 Ultra Complete
dreameの上位モデルの2つ、L40 Ultra と X40 Ultra Complete は共通点が多い近似モデルです。
下表に両モデルの相違点だけをまとめました。
![]() ![]() L40 Ultra | ![]() ![]() X40 Ultra Complete | |
---|---|---|
吸引力 | 11000 pa | 12000 pa |
毛玉防止 tri-cut ブラシ | 付属あり | 付属なし (別売で設置可) |
集塵力 | 600w | 1000w |
モップパッドの自動洗浄 | あり (65度の温水) | あり (70度の温水) |
ロボット掃除機 サイズ | 350 x 350 x 104 mm | 340 x 340 x 96 mm |
amazon.fr 価格 | 899€ | 986€ |
購入する | 購入する |
それほど目立った機能の違いはないように感じました。
L40 Ultra に付属している「毛玉防止のtri-cut ブラシ」は、犬・猫などペットがいる家庭向きの部品が付いているのも魅力的でした(とはいえ、今のところ使用したことはありません…)。



どちらのモデルを購入するか迷っている時、両モデルを比較するYouTube動画をいくつか観ました。「300€の価格差ほど機能差はない」という結論が大勢だったので、私はL40 Ultraの購入を決めました。
【参考:YouTube動画】
- Comparatif Dreame X40 Ultra vs L40 Ultra ❤️ Quel robot aspirateur laveur choisir ?
- Dreame L40 Ultra : mais que reste-t-il au X40 Ultra ??
dreame L40 Ultra メリット
犬の毛をちゃんと吸い込む
留守中に犬の毛を掃除してくれる!という1点に限っても、ロボット掃除機を買ってよかったです。
ロボット掃除機の広告には犬が登場することも多いですが、多くは排泄物の回避機能を強調していて、肝心の抜け毛については触れられていない印象でした。
実際に使ってみると、dreame L40 Ultraは毎回しっかり毛を集めてくれます。
部屋の隅やソファ下まで届き、目立っていた毛がほとんどなくなりました。



以前はスティック型掃除機で犬の抜毛を吸い取っていましたが、2日掃除をサボると抜毛の塊が見える状態でした。抜毛はゼロにはなりませんが、dreameが毎日吸ってくれるので塊を見つけることはなくなりました。
日本語表示されるアプリ
dreame L40 Ultraは日本で公式販売されていないモデルですが、専用アプリは日本語に対応しています。
日本市場に進出しているメーカーだからか、おかしな翻訳もなく、操作に迷うこともありませんでした。
掃除のスケジュール設定やマップ管理も直感的にでき、スマホに慣れていれば誰でも扱いやすいと感じます。



日本語アプリで使いやすいです。
日々の作業は、タンクの加水・排水だけ
我が家でdreame L40 Ultraを毎日使っていますが、私が実際に行っているのはタンクの加水と排水だけです。
床面積や設定にもよりますが、我が家では3日に1度くらいの頻度です。
ベースステーションの掃除やカメラレンズの手入れが必要なときは、アプリが自動で知らせてくれます。



家事負担の軽減、時短を重視していたので、メンテナンスが少ないことは重要。ほぼ手がかからないので助かっています。
フリンジ付ラグも無事だった
我が家には、フリンジ付きのキリムラグがあり、dreame L40 Ultra 使用前はフリンジがブラシに絡んだり、吸い込まれたりしないか心配で、ラグを使うのをやめるか、掃除の前に片付けるか迷ったほどです。
実際には、掃除機がフリンジに引っかかることはありませんでした。
アプリのマッピング機能でラグの場所を登録し、ラグは吸引のみ、それ以外は水拭きも行うように設定しています。
結果、ラグも無事で掃除もスムーズにこなせています。



ラグのフリンジが切れたり、フリンジが絡んで掃除機が故障したりしないか心配でしたが大丈夫でした!
白いデザイン
dreame L40 Ultra の白と柔らかいゴールドの配色、タンクが隠れているデザインも気に入っています。
白い家具が多めの我が家に、黒のロボット掃除機があると存在感が強く、少し圧迫感が出てしまう気がしました。



水のタンクやゴミの収容量が大きいタイプのロボット掃除機は、それなりに場所を取るので、室内になじむデザインも大事なポイントに感じました。
デメリット
専用クリーナーが高価
dreame L40 Ultraには専用の床用クリーナーがあり、水拭き時に使用する消耗品です。
市販品で代用できるかは不明で、dreame 公式クリーナーは高めの価格設定です。
とはいえ、購入時に付属していた小さなボトルのクリーナーは、毎日使用していても3か月近く持ちました。
高価ですが、頻繁に買い足す必要はなさそうです。



市販品で代用できると良いのですが、故障の原因になっても困るので、必要コストとして割り切っています。
専用商品が高価、でも互換商品あり
dreame L40 Ultraでは、下表のとおり交換が必要な部品があります。
交換が必要な部品 | 交換頻度 |
---|---|
メインブラシ | 6〜12ヶ月 |
ダストボックスのフィルター | 3〜6ヶ月 |
サイドブラシ | 3〜6ヶ月 |
ダストバッグ | 2〜4ヶ月 |
モップパッド | 1〜3ヶ月 |
これらはすべてdreame純正品が用意されていますが、価格はやや高めです。
ただし、Amazonなどでは互換品も多数販売されており、コストを抑えることが可能です。
例えば、定期的に交換が必要な吸い込んだゴミを溜めるための「ダストバッグ」のメーカー純正品と互換品を比較しました。
ダストバッグの比較:
![]() ![]() dreame純正品 ダストバッグ3個セット | ![]() ![]() 互換品 ダストバッグ3個セット | |
再利用 | 使い捨て | 再利用可 |
買い足し | 必要 | 不要 |
Amazon.fr 価格 | 18€ | 21€ |
Amazon.fr | Amazon.fr |



私は再利用可能なタイプのダストバッグを購入。1度満杯になったゴミをファスナーから取り除いて再度セットした状態で利用していますが、特に問題はありません。
100%の床掃除は期待できない
部屋の隅や角、家具の際など、ロボット掃除機が吸いきれなかったり、拭ききれなかったりする箇所はあります。
完璧な床掃除は期待できません。
当たり前かもしれませんが、実際に利用してみてよく分かりました。



完璧ではなくても、私にとっては及第点どころか「合格点」の掃除を毎日してくれるので本当に助かっています。
まとめ|時短&犬の抜毛掃除に活躍、水拭きロボット掃除機 dreame L40 Ultra
- dreame L40 Ultra は、水拭きもできるロボット掃除機(日本市場で未発売モデル)
- 毎回のゴミ捨てが不要で、日々の作業は加水・排水だけで簡単
- 専用アプリは、日本語表示に対応していて使いやすい
- 犬の抜毛もしっかり吸い取る